2015年6月20日土曜日

現役学生(工学部第一部経営工学科)にアカハラ・パワハラを行った教授を護った理科大・・・その倫理観とは?

1 現役学生(工学部第一部経営工学科)にアカハラ・パワハラを行った教授を護った : 本件は,工学部第一部経営工学科)学科主任のF教授が,2011年1月27日に,同学科のある卒業生(以下,X君)に送ったメールから発覚したことである。以下,そのメールの全文である。
「X君
理科大 Fです。その後、元気で頑張っていますか?イギリスに滞在していると○○から聞いているが、そちらはいかが? さてさて、○○からの伝言を聞いて少々戸惑っていると思うが、ご勘弁を(笑) 君が経営工学科Y研に在籍していた当時のY研究室の様子を聞かせてもらいたくて○○に連絡を取ってもらった次第。 実はこの卒論の仕上げに時期になって(一週間ほど前)に、Y研の複数の学生から、Y先生によるアカハラ、パワハラが研究室内に蔓延しているという訴えが学生相談室に寄せられた。匿名の文書で訴えたらしい。その内容を見ると、先生の学生に対する理不尽な対応、例を挙げると、
卒論のテーマが頻繁に変わり、先生の指示通りに実験を行い、考察を行っても、意味がない、つまらない等々、大声で怒鳴られる。学生が先生の指示通りにやったと弁明してもそんなことは言っていない、と取り合ってくれず、学生に指示した内容を忘れて、また別の指示を出す。こんなことが何回も繰り返されて、自分らは何を信じてやっていいか途方にくれる。
・ゼミでは、発表者が学生の面前で発表内容に対して、自分の解釈と違うことを発言しようものなら、わめき散らして罵倒する。その結果、学生は恐怖心を覚え、研究意欲もなくなる。
・執拗に電話をかけて罵倒する。
・稚拙ながらも学生がやる気をだして一生懸命に研究に取り組んでいても、先生がお気に召さなかったら、すごい勢いで否定され、意欲が失われる。
・二言目には卒業させない、大学を辞めろ、と執拗に叱責する。
・このような状況の中で大半の学生が心的苦痛、肉体的苦痛を感じており、建設的な議論がとても出来る状態ではない。
まあ、こんな内容が訴えの中心になっているようだね。訴えがあった後日に複数の学生に状況を把握するため(現在、俺が学科主任をやっている立場上)、聞き取り調査を行ったのだが、ほぼ上記の内容を認めていた。さらに、学生等の思い込みもあるかもしれないと客観的に判断するため、研究室の助教(助手)にも研究室の様子を聞いてみたのだが、学生が感じていることと同様の思いを持っていると聞いたわけだ。
従って、研究室の殆どの学生、助教がY先生によるハラスメントを認めていることになる
そこで、君にききたいのだが、研究室在籍中にも上記のような事態は起こっていたのだろうか? 君自身に対して先生からの理不尽ともいえる扱いがあったのは○○からも聞いていたのだが、今回は研究室内のほぼ全員がハラスメントと感じている。当時もそのような雰囲気はあったのかな?記憶のある部分だけでもいいから、教えてくれたら有り難い。
今回の件は学生自ら訴え出た事案であり、何らかの対応を取らねばならいと思っている。過去の辛い時期を思い出させるような事を聞いて本当に申し訳ない。」(以上,メールの全文)
個人的には,このY教授の行為は教育者としての適格性を著しく欠いていると思うし,アカデミック・パワー・セクシュアルなハラスメントの防止を就業規則に掲げ, ハラスメント防止の規程まで作成している理科大は,Y教授のハラスメント行為を厳罰に処すべきであったと思うのだけれど,実際のところ理科大は,なんと学部長からの口頭注意だけで,この事件を終結させ,結果としてY教授を護ってしまったのである。
理科大(理事長を含めた理事会,学部長や学長)は,正常な倫理観をもっているのだろうか。この問題に関する詳細は,改めて,証拠を添えて報告する。

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